全仏OPで八百長か?大きくネットにかけた疑惑のダブルフォルト
- スポーツ
- 2020年10月7日
「全仏オープン」のロゴ
現在開催中の「全仏オープン」で八百長の疑惑が持ち上がり、フランスの検察が捜査を開始したと米スポーツ専門局のESPNなどが報じた。試合中のダブルフォルトが故意だったのではと疑いがかけられている。
疑惑の試合は、女子ダブルス1回戦のアンドレア・ミトゥ(ルーマニア)/パトリシア マリア・ティーグ(ルーマニア)対マディソン・ブレングル(アメリカ)/Yana Sizikova(ロシア)。 フランス紙のレキップは、ルーマニアペアの勝利に多額の賭けが行われたと報じ、ドイツ紙の「WELT」はSizikovaがサービスゲームをブレークされることに対し賭けが行われたと報じている。
実際、Sizikovaは第2セット第5ゲームで1ポイント目からダブルフォルト。サーブは2本とも大きくネットにかかっていた。2ポイント目では3球目を打った際につまづき、次の返球への反応が遅れてミスに。そのまま0-40のピンチとなると、際どいながらも再度ダブルフォルトをしていた。
試合はブレングル/Sizikovaが6(8)-7、4-6で敗れている。Sizikovaは現在25歳で、シングルスは世界652位、ダブルスは世界89位。今年は新型コロナウイルスの影響で、多くの大会が中止に追い込まれ、下位ランクの選手は経済的に苦しい状況に立たされている。
7月には、テニス不正監視団体であるTIU(テニス・インテグリティ・ユニット)が、4月から6月の3ヶ月間に24件の不審な試合が報告されたと発表。
「プレーと収入の機会が減り、数ヶ月間の活動休止を余儀なくされたことによって、(八百長などの)スポーツ賭博関連の汚職やドーピング違反へのリスクが高まっていると思われる」と警戒する声明を出していた。 (テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」のロゴ (Photo by Julian Finney/Getty Images)
一言コメント
まずは事実をつかむしかない。
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