笹生優花が記録ずくめの2戦連続V 小祝さくらとの一騎打ち制し史上最速5000万円突破
- スポーツ
- 2020年8月31日
笹生優花が記録ずくめの2戦連続V
<ニトリレディス 最終日◇30日◇小樽カントリー倶楽部(北海道)◇6695ヤード・パー72>
荒天のため異例の“セカンドカット”が行われ、3時間半遅れでスタートした国内女子ツアーの今季第3戦「ニトリレディス」最終日。大荒れの試合を制したのは、トータル13アンダーまでスコアを伸ばした笹生優花だった。
笹生は2番で池ポチャのダボを叩き、後続の小祝さくらに抜かれてしまう。だが、6番でもう一度単独首位に立つと、その後も小祝との一騎打ちになったが最後まで首位を譲らず。見事に「NEC軽井沢ゴルフトーナメント」に続く2試合連続優勝を達成した。
これで笹生はツアー制施行後、史上4人目※となる初優勝からの連勝。また、10代での2大会連続優勝は宮里藍、畑岡奈紗に続く史上3人目。そして史上最速での生涯獲得賞金5000万円突破となった。
地元・北海道出身でホステスプロの小祝は、2打差の2位で4日間を終了。トータル4アンダーの3位タイには濱田茉優、三ヶ島かな、李知姫(韓国)の3人が入った。
4打差3位タイから出たアマチュアの六車日那乃(むぐるま・ひなの)は、2番でトリプルボギーを打つなど苦しみトータル2オーバー・19位タイ。ローアマはトータル1アンダーの9位タイに入った小倉彩愛(おぐら・さえ)となった。
【笹生が達成した主な記録】
■ツアー初優勝の次の試合で優勝(史上4人目) ・西田智慧子(1990年、宝インビテーショナル・富士通レディース) ・表純子(2005年、シャトレーゼ クイーンズカップ・スタンレーレディス) ・畑岡奈紗(2017年、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン・日本女子オープン) ただし、畑岡の場合は16年の日本女子オープンでアマチュアとして優勝を果たしており、この記録はプロ転向後(TP登録後)のもの。純粋にツアーでの初優勝から2連勝は、この30年間で西田と表の2人しかいない。
■10代での2大会連続優勝(史上3人目)
・宮里藍(2004年6月、19歳1日で達成)
・畑岡奈紗(2017年10月、18歳261日で達成)
■生涯獲得賞金5000万円達成(史上最速)
・申ジエ(8試合目) ・畑岡奈紗(8試合目)
・フォン・シャンシャン(9試合目)
・インビー・パーク(10試合目)
・宮里藍(14試合目)
・アン・ソンジュ(15試合目)
※国内ツアーメンバー登録者に限る。メンバー以外ならチョン・インジが2試合で達成。そのほか、渋野日向子は16試合目で突破。河本結は23試合目。イ・ボミ(韓国)は26試合目でそれぞれ大台を突破している。
(撮影:村上航)<ゴルフ情報ALBA.Net>
一言コメント
これはもう本物だ!!
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