容疑者逃走に住民から不安の声 山口・岩国発砲事件、一夜明け
- 事件・事故
- 2020年8月17日
男性幹部の自宅(左側)前を調べる捜査員(16日午前7時25分、岩国市装束町4丁目)
山口県岩国市装束町4丁目の路上で、近くの特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下組織の男性幹部(52)が拳銃のようなもので撃たれた事件から一夜明けた16日、現場では早朝から、遺留品の捜索を進める捜査員で物々しい雰囲気に包まれた。遠巻きに見守る近隣の住民たちからは不安の声が漏れた。
「パーン、パンパンと花火のような音がしてすぐに救急車が駆け付けた。こんな静かな地域でまさか発砲事件が起こるとは」と、近くの会社員男性(66)は声を震わせた。近くを通りがかった自営業男性(30)によると、男性幹部の自宅前の路上には血だまりがあり、携帯電話やサンダルなどが散乱していたという。
発砲したとみられる人物は逃走中で、現場からは拳銃のようなものは見つかっていない。現場から約500メートルの装港小は24日から2学期が始まる。女子児童は「犯人が逃げていると思うと学校に行くのも怖い」と話した。
事件は15日午後9時20分ごろ、男性幹部と同居している女性から、「鉄砲で撃たれた。早く来てください」と110番。岩国署員や救急隊が駆け付けたところ、男性幹部が近くの路上で、腹から血を流して倒れていた。容体は不明だが、搬送時には意識があったという。
一言コメント
犯人はどこを逃げているのだろうか?
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