避難場所で孤立住民が「SOS」 懸命にタオル振る姿も… 大雨被害から一夜明け 熊本県八代市
- 政治・経済
- 2020年7月6日
グラウンドにSOSの文字
きのう記録的な大雨で川の氾濫や土砂崩れが相次いだ熊本県では、15人が心肺停止で見つかったほか、11人の行方が未だにわかっていない。
大雨被害から一夜明け、けさ8時ごろ、八代市坂本町では避難場所に取り残されたと思われる住民たちがグラウンドに大きく白い文字で「SOS」と描いて助けを求め、建物のそばで10人ほどが白いタオルを懸命に振る姿も上空から確認できた。ほぼ同時刻、この住民たちのもとへ救助隊員がヘリで駆け付け、救助活動を開始している。
タオルを振って救助を求める住民の姿も
熊本県ではきのう梅雨前線が長い時間にわたって停滞し各地で猛烈な雨が降った。この影響で球磨川が少なくとも10カ所で氾濫した。
県の災害対策本部によると、球磨村の特別養護老人ホーム「千寿園」では川の水が押し寄せ、14人が心肺停止、3人が低体温症の状態で見つかり、自衛隊が夜通しで救出活動を続けた。また芦北町では住宅が土砂崩れに巻き込まれるなどして6人が行方不明になっていて1人が重体だ。
このほか津奈木町でも土砂崩れで1人が心肺停止の状態で見つかり2人が行方不明になっている。また人吉市でも3人の行方がわかっていない。熊本県全体では心肺停止が15人、行方不明が11人、1人が重体だ。
梅雨前線はきょうも九州南部にかかり続け夜には再び熊本県の球磨川周辺で大雨になる恐れが出てきている。あす月曜から水曜にかけても活発な梅雨前線の影響で九州以外でも大雨になる恐れがあり警戒が必要だ。(ANNニュース)
一言コメント
今後の天気も心配だ。
救助する側としては、「避難所」で「SOS」は、当たり前の事。救助する側としては、「避難所に何人避難者が居るのか?」「怪我人、重病者は何人居るのか?」が知りたい事だそうだ。
「レスキューリクエスト」の関さんが言って居たョ。