“第二弾”も 北九州市の独自支援策 家賃8割補助やホテル支援も 事業者や街の反応は?
- 政治・経済
- 2020年4月17日
家賃8割補助が、福岡市に続いて北九州市でも。
緊急事態宣言に伴う休業要請に協力した中小企業などに対し、北九州市も独自の支援を行うことを発表しました。
【北九州市 北橋健治市長】
「大規模な予算措置なので、議会で承認をいただき直ちに執行する。5月に入ってできるだけ早くというタイミングだと思う」
先ほどTNCの「ももち浜ストア特報ライブ」に中継で出演した、北九州市の北橋市長。
独自支援に至った思いを語りました。
Q福岡市が独自策を打ち出した、それを受けての発表か?
【北九州市 北橋健治市長】
「たまたまタイミング的にはそうなったが、実はこの臨時議会を開いて補正予算を提出し思い切った経済対策、感染防止対策を打ち出そうと準備に入っていた。できれば県も含め足並みをそろえて提案したかったが、前から検討していた内容」
「北九州市も必ず収束させてV字反転だと」
「北九州の大きな戦略が、観光振興。今から準備をして反転攻勢の段階にきたら、観光振興に官民挙げて取り組むという意図がある」
北九州の市民は…
【主婦・60代】
「すごい良いことだと思います、ぜひやって欲しい」
【会社員・30代】
「すぐに影響がある所に早くお金を回してもらえれば良いんじゃないかなと」
「業界によってそれぞれだと思うので、緊急性に応じていくらでもお金があるわけではないので」
「いらっしゃいませ、ワンコインの弁当販売しております、いかがでしょうか~」
串カツが自慢、北九州市小倉北区の「福助商店」です。
店内での営業を自粛する一方、ミックスフライ弁当を始めとしたテイクアウトメニューで難局を乗り越えようとしています。
【店を経営 高橋啓太専務】
「売り上げは半分以上下がっているのとお店を閉めてしまっているので、去年と比べると歓迎会などが一切なくなってしまって…」
大きく減った売り上げ、そこに打ち出された家賃8割補助という支援策については…。
「Q.家賃は結構高い?」
【店を経営 高橋啓太専務】
「商店街のメイン通りで一階ですので、それなりには…」
「福岡市で出たのを聞いた時『うらやましいな』と思ってたんですが、自分達の市でもそういった取り組みが行われるのを聞いて嬉しいし、なんとか頑張れるなという気にはなります」
「デリバリーはじめたんで、チラシ入れさせていただきますね」
また、地元で宅配サービスを提供する団体に、150万円を上限に補助金を支給することも盛り込まれました。
高橋さんは「団体」がどの範囲なのか、自分の店が対象になるのか気になるといいます。
「お店が閉まっている分、ご自宅で外食気分を味わっていただければと思って始めたので」
「早くどういう詳細か分かればありがたいなと」
市は宿泊施設への支援も打ち出しました。
市内のホテルなどでのべ6万泊分の部屋を買い取り、事態が終息した後、宿泊サイトを通じて格安のプランで売り出します。
【JR九州ステーションホテル小倉 古賀圭二朗支配人】
「私どものホテルでも20%を切るような形で推移していますので、そういった部分で北九州市からの支援は大変助かるといいますか」
またテレワークでの利用を受け入れた場合、ホテルなどに半額を補助する支援もはじまりました。
【JR九州ステーションホテル小倉 古賀圭二朗支配人】
「26時間ステイということで、ワイファイ環境の方も整えられていますので、テレワークをして頂いて会社の方に出勤しないことでコロナウイルスの拡散の防止の一つを担っていければと思います」
限られた財源の中で打ち出された、北九州市独自の支援策。
市は来週にも、医療機関などを対象とした支援策の第2弾を取りまとめる方針です。
一言コメント
官民一体で乗り切るしかない。
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