羽生結弦、「バラード第1番」でSP世界最高111・82点!初Vへ首位発進/フィギュア
- スポーツ
- 2020年2月8日
フィギュアスケート・四大陸選手権第2日(7日、ソウル)25人による男子ショートプログラム(SP)で、初優勝を目指す羽生結弦(25)=ANA=が自身の世界最高を1・29点更新する111・82点で首位発進した。ユース五輪王者の鍵山優真(16)=神奈川・星槎国際高横浜=は91・61点で5位、友野一希(21)=同大=は88・22点で7位だった。
ショパンの「バラード第1番」に、再び魂を吹き込んだ。冒頭の4回転サルコー、続く4回転-3回転の2連続トーループ、基礎点が1・1倍になる後半のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を完璧に決めた。スピンとステップは最高難度のレベル4を獲得し、演技後は「くまのプーさん」のぬいぐるみが雨のようにリンクに降り注いだ。
今大会からSP、フリーとも五輪2連覇を達成した2018年平昌大会で使用したプログラムに変更した。SPのバラード第1番は通算4季目、映画「陰陽師」の曲を使うフリーのSEIMEIは同3季目となる。
平昌五輪後はSPでジョニー・ウィアー氏(米国)が滑った「秋によせて」を、フリーではエフゲニー・プルシェンコ氏(ロシア)の演目をアレンジした「Origin」を2季連続で滑った。憧れの選手の曲を取り入れたが、昨季の世界選手権と今季のグランプリ(GP)ファイナルでは宿敵ネーサン・チェン(20)=米国=に連敗し銀メダル。昨年末の全日本選手権では、キャリアで初めて宇野昌磨(22)=トヨタ自動車=に敗れ2位。年明けに演目変更を決めた。
今大会を制すればジュニアの世界選手権、GPファイナル、五輪、シニアの世界選手権、GPファイナルの主要国際大会のタイトルを全て獲得する「スーパースラム」を達成する。世界王者チェンが不在の大会で、五輪王者が男子初の偉業に挑む。
一言コメント
まだまだ進化しているようだ。
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