メキシコ小学校で11歳男児が発砲し自殺、担任死亡 6人負傷
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- 2020年1月12日
【AFP=時事】メキシコ北部コアウイラ(Coahuila)州トレオン(Torreon)の私立小学校で10日、この学校に通う男子児童(11)が拳銃を発砲し、担任の女性教師(50)が死亡、6人を負傷した。男児は自殺した。当局が明らかにした。当局は、1999年に米コロラド州で発生しコロンバイン高校(Columbine High School)銃乱射事件との関連について、捜査を進めている。
現場となった小学校は伝統名門校。当局が校舎を封鎖する中、パニックになった保護者らが校門前に駆け付けた。
男児がトイレに行ったまま長時間戻ってこなかったことから、担任が様子を見に行った。すると拳銃2丁を手にした男児が廊下で発砲。担任は死亡し、児童5人と体育教師(40)が負傷した。男児はその場で自殺した。
負傷した6人は地元の病院に搬送された。ミゲル・アンヘル・リケルメ(Miguel Angel Riquelme)知事によると、容体は安定しているという。
男児は、コロンバイン高校銃撃事件の容疑者と同様に「Natural Selection(自然淘汰)」という文字が入ったTシャツを身に着けていた。
しかし当局は、この言葉は2002年に発売されたFPS(主人公視点のシューティング)ゲーム「Natural Selection」のことを指している可能性もあると指摘した。このゲームとコロンバイン高校銃撃事件に直接の関連はない。
リケルメ知事によると、男児は以前からクラスメートにこのゲームについて話しており、事件当日には「きょうがその日だ」と述べていたという。リケルメ知事は、「男児は(このゲームを現実世界で)再現しようとしていたのだと思う」と語った。
当局によると、男児は小6で祖父母と暮らし、成績優秀だった。リケルメ知事によると、生活態度にも問題はなかった。【翻訳編集】 AFPBB News
一言コメント
すべてが信じられない出来事だ。
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