フィアット・クライスラーと仏PSA、合併合意=世界4位の自動車企業に-米紙
- 倒産・裁判
- 2019年10月31日
【ニューヨーク時事】米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は30日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と仏グループPSA(旧プジョー・シトロエン・グループ)が合併することで合意したと報じた。
実現すれば、独フォルクスワーゲン(VW)、日産自動車・仏ルノー・三菱自動車連合、トヨタ自動車に次ぎ、販売台数で世界第4位の企業が誕生する。
同紙が関係者の話として伝えたところでは、合併後の新会社の最高経営責任者(CEO)にはPSAのタバレスCEO、会長にはFCAのエルカン会長がそれぞれ就任する。取締役はPSAが6人、FCAが5人を選任する。
2018年の世界販売台数は、8位のFCAが484万台、9位のPSAが387万台。合計すると870万台を超え、838万台で4位だった米ゼネラル・モーターズ(GM)を上回る。電動化や自動運転など次世代技術の研究開発に巨額の資金が必要となる中、両社は合併による規模拡大で効率化の推進を図る。
FCAは先にルノーとの経営統合を模索したが、ルノーの筆頭株主である仏政府や、同社と企業連合を組む日産の支持を得られず、6月に統合計画を撤回していた。
一言コメント
自動車業界も動きが目まぐるしい。
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