背景に金銭トラブルか 女性死体遺棄容疑で逮捕の男女3人 福岡
- 事件・事故
- 2019年10月22日
福岡県太宰府市の駐車場で乗用車から全身にあざがある女性が見つかり、搬送先で死亡が確認された事件で、県警は21日、同乗していた男女3人を死体遺棄容疑で逮捕、送検した。死亡した女性は同市青山1の職業不詳、高畑(こうはた)瑠美さん(36)と確認された。高畑さんが一部の容疑者との間で何らかの金銭トラブルを抱えていた可能性があり、関連を調べる。
逮捕されたのは高畑さんと同居していた、いずれも無職の岸颯(つばさ)(24)と山本美幸(40)の両容疑者と、福岡市博多区上川端町のバー経営、松田正太容疑者(35)。全員が知人同士だった。逮捕容疑は20日午前5時5分~同6時15分ごろ、博多区中洲3の駐車場から太宰府市高雄1のインターネットカフェの駐車場まで車内に高畑さんの遺体を乗せたまま走行したとしている。
捜査関係者によると、高畑さんの親族が8月、高畑さんから何度も金を無心されたのを不審に思い、県警に相談していた。当時、高畑さんは居住先が分からなくなっており、親族が突き止めて訪ねたところ、今回逮捕された容疑者の一部と口論になり、駆けつけた警察官が仲裁する騒ぎになったという。
容疑について、岸容疑者は「運転していたので分からない」、山本容疑者は「寝ていると思った」といずれも否認。松田容疑者は、自身が経営する中洲のバーで事件の前夜から山本容疑者と酒を飲んでいたところ、20日未明に岸容疑者の電話で呼び出され、近くの駐車場に行くと高畑さんが死亡していたと説明。「(他の2容疑者に)巻き込まれた」と供述しているという。
事件は20日早朝、岸容疑者が119番して発覚。司法解剖の結果、死因は外傷性ショックで、同日未明に死亡したとみられる。
一言コメント
まだ謎が多い事件だ。
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