中日松坂、プロ最短KOで2軍降格「走ってきます」
- スポーツ
- 2019年7月28日
<中日3-12DeNA>◇27日◇ナゴヤドーム
中日松坂大輔投手(38)が先発ではメジャーを含めプロ最短KOの屈辱を味わった。今季2度目の先発マウンドで取ったアウトは1つだけ。1回持たず、1/3回を32球8安打8失点で今季初黒星を喫し、2軍降格が決まった。
台風6号がちょうど愛知県を通過している中、ナゴヤドーム内でベテラン右腕が荒れに荒れた。初回先頭乙坂に初球を打たれ、中前打を許した。続く横浜高の後輩筒香には左中間への先制二塁打。たった3球で1点を失った。ソト、ロペスにも連打を許すと、たまらず阿波野コーチがマウンドに駆け寄った。それでも流れは変わらない。宮崎を変化球で一邪飛に打ち取ったが、1死満塁から4者連続タイムリー。屈辱の降板となった。
ベンチに戻った松坂は、ぼうぜんとし、視線は泳いだ。「チームが苦しい中でどうにかしたかった。こういう結果で申し訳ない。こういう時にどうにかする立場と思っていたが、残念です」と厳しい表情を崩さずに振り返った。日本、メジャーを通じ、先発での最短KOにショックは隠せなかった。
試合後には2軍降格が決定。「明日からファームです。走ってきます」と松坂は力なく話した。自身の令和1勝は遠のいた。チームは8連勝の後、4年ぶりの8連敗。与田監督は「甘い球は見逃してくれない。そこ(筒香の場面)をしっかり仕留められたら…。配球を含め考える余裕がなくなってしまった」と分析した。3カ月連続での月間負け越しが決定した。
一言コメント
あまりにも厳しい内容だ。
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