「白い粉」送り動揺誘う 85歳女性が120万円詐欺被害 静岡
- 詐欺・悪徳商法
- 2019年6月10日
警察官を名乗る男らから不審な電話があった後、日本郵便のレターパックに入った白い粉が自宅に届く事案が静岡県三島市で相次いでいる。7日現在で、いずれも高齢者宅で11件確認された。うち1件では、女性(85)が自宅を訪ねてきた女にキャッシュカード2枚を手渡し、その後現金120万円を引き出される被害に遭った。同県警三島署は白い粉を送り付け、被害者の動揺につけ込む新たな特殊詐欺の手口とみて捜査している。
三島署によると、女性は1人暮らしで、今月3日、自宅に宅配業者を名乗る男から「荷物を発送した。2~3日で届く」と電話があった。その後、5日までに警察官を名乗る男から「薬物事件で逮捕した人物から押収した手帳にあなたの名前があった。荷物が届いていないか」「口座も悪用されているので新しいキャッシュカードと交換しなければならない」などと電話があり、自宅にレターパックが届いた。
女性がレターパックを開けると、中にはビニール袋に入った白い粉が入っていた。5日午後に女が自宅を訪れ、キャッシュカードを提出するよう要求され、女性はカード2枚を手渡した。その後、口座から数回に分けて計120万円が引き出されていた。
同署によると、その他のほとんどのケースも同様の手口で電話があり、その後白い粉が届いた。電話連絡がない事例もあった。県警が白い粉を調べたところ、いずれも覚醒剤ではないことが確認された。県警は「身に覚えのない物品や電話があった場合は、警察に相談してほしい」と呼びかけている。
一言コメント
犯人も早く捕まえてね。
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