1万6500人仮住まい続く=長期避難解消、犠牲273人に-熊本地震14日で3年
- 事件・事故
- 2019年4月14日
熊本地震は14日で前震から3年となる。
3月末時点で依然1万6519人が仮設住宅などで生活。県や各自治体は災害公営住宅の2020年春までの建設完了と仮住まい解消を目指している。
応急仮設住宅や民間住宅を借り上げたみなし仮設住宅など、仮住まいの被災者は最大時4万7800人いたが約3分の1に。災害公営住宅は12市町村で1717戸が計画され1507戸が着工したが、完成は496戸にとどまっている。
圧死など地震の直接死は50人。避難生活による病気悪化など関連死や二次災害による死亡を合わせた犠牲者数は、この1年で6人増え273人となった。
危険状態が続いているとして居住が認められなかった483の長期避難世帯(1232人)は、2017年10月の南阿蘇村に続き18年11月に御船町、19年2月には宇土市で認定が解除され、解消された。
インフラ面では、国道57号や南阿蘇鉄道で一部不通が続く。熊本と大分を結ぶJR豊肥線も肥後大津(大津町)-阿蘇(阿蘇市)間で運休しているが、国土交通省が12日、20年度中にも全面再開させると発表した。崩落した阿蘇大橋の復旧も同年度中に完了する見通し。
一言コメント
今後も復興を進めてもらいたい。
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