過激ゆるキャラ「ちぃたん☆」に頭抱える高知・須崎市 「観光大使」自称
- 政治・経済
- 2019年1月16日
2016年「ゆるキャラグランプリ」で優勝した高知県須崎市の「しんじょう君」に似たゆるキャラ「ちぃたん☆」が、同市の観光大使を自称して続ける活動に市が頭を抱えている。過激な動画をインターネット上で投稿して人気を集める一方で、クレームが市に集中。市は、ゆるキャラのモデルになった同じ名前のカワウソに大使を委嘱していたが、17日にも職を解いて決別する。
しんじょう君は、須崎市で最後に確認されたニホンカワウソをもとにしており、16年にゆるキャラグランプリで頂点に立った。一方の「ちぃたん☆」は実際にペットで飼われているコツメカワウソの名前で、愛くるしい動画が人気を呼び、17年にちぃたん☆をモデルにした東京・秋葉原出身とされる同名のゆるキャラが誕生した。
市によると、ちぃたん☆の関係者から観光大使の就任打診があり、市は昨年1月、カワウソのちぃたん☆に大使を委嘱したという。しかし、同名のゆるキャラも同様に大使を名乗るようになり、市は「須崎のPRにつながるなら」と黙認していた。
両方のゆるキャラとも同じ作者が手掛けており、顔や体形が似ている。ちぃたん☆は一部の動画の閲覧数が100万を超える人気となったが、動画の中で車を横倒しにしたり、草刈り機を振り回したりするなどの乱暴な行為もあり、市に「危ない」などの批判が計100件以上寄せられた。
市元気創造課は「市はしんじょう君を通じ、公的にご当地のPRをしている。ちぃたん☆がしんじょう君と間違えられたり、クレームが来たりするので困る」と話す。
一方、ゆるキャラのちぃたん☆を管理する「キャランドゥ」(東京都)は「やんちゃなのでご迷惑をかけている部分はある」とする一方、「これまでと変わらず個性の強いキャラクターで皆さんに楽しんでいただければ」とコメントしている。
一言コメント
過激なゆるキャラはいかんね。
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