伊調馨が14日2年ぶり復帰戦 「技の切れは抜群」大橋監督太鼓判
- スポーツ
- 2018年10月14日
レスリング女子で五輪4連覇の伊調馨(34)=ALSOK=が14日の全日本女子オープン選手権(静岡県三島市民体育館)57キロ級で、16年リオデジャネイロ五輪以来約2年2か月ぶりに実戦に復帰する。13日に会場で、ALSOKレスリング部の大橋正教監督が取材に応じ、「体力は一度落ちたので、リオの頃と比べると7割。ただ、技の切れは抜群。さすが4連覇。これは間違いない」と、復活に太鼓判を押した。
日体大で今春から本格的な練習を再開。夏の間は朝はロードワーク、昼はウエイトトレーニング、夕方は実戦練習の3部練習を学生と共にこなしてきた。「ゴールデンウィークの頃は大丈夫かな? って思ったけど、体つきが目に見えて変わっていった。トレーニングを続けるうちに、体が戻っていく感触が本人にもあったと思う」と、振り返った。5連覇がかかる東京五輪についても「4月から徐々に体を動かして体力を戻してきたのは、東京五輪にやれるところまでチャレンジしたいという気持ちが徐々に出てきたということのかなと思う」と話した。
今大会で2位以内になれば、来年の世界選手権の代表選考会を兼ねる12月の全日本選手権(20~23日、駒沢体育館)の出場権を無条件で得られる。リオ五輪後に導入された当日計量は初体験。「それを経験することも今大会の目的」と説明した。
伊調らに対する日本レスリング協会の栄和人前強化本部長のパワーハラスメント行為を4月に第三者委員会が認定。その後、伊調は指導を受ける田南部力氏がコーチを務める日体大を拠点に練習を再開していた。
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