貴乃花親方の受け入れ、全ての一門OKだった…部屋ではおかみさんも合流し“最後の晩餐”
- スポーツ
- 2018年9月29日
日本相撲協会を退職する意向の貴乃花親方(46)=元横綱=に対して、水面下で接触していた伊勢ケ浜一門だけでなく、5つある一門全てが受け入れる用意があったことが28日、分かった。関係者によると同親方が希望して接触すれば、合議の上に加入を検討したという。いまだに引退届が受理されず協会に残留する可能性はゼロではないが、不備を指摘された弟子の所属先変更願(移籍届)の再提出の準備が進行中で、翻意は難しい状況だ。
10年1月まで所属していた二所ノ関一門は、複数の親方が「うちに戻りたいと言われたら検討するつもりだった」と語った。出羽海一門、高砂一門も同様に「話を聞くことはできた」(関係者)。秋場所初日の段階では時津風一門が受け入れるという声もあった。
無所属の親方が他の一門に所属するには自ら動く必要があった。貴乃花部屋の力士らを受け入れる予定の千賀ノ浦親方(元小結・隆三杉)も、今後は二所ノ関一門に戻る。「こればかりは自分でお願いしないといけない。我々も一生懸命入るために動いた」
貴乃花親方は内閣府への告発状の内容が事実無根と認めなければ一門に入れないと告げられ「真実は曲げられない」と退職の道を選んだ。だが協会はそれを否定。この条件を確認した上で一門加入の意思を持って動けば退職は避けられたかもしれない。出羽海一門の親方は「入りたいと言って来なければ検討もできない」と“ボタンの掛け違え”を残念がった。
貴乃花親方はこの日、早朝と夕方の2度、都内の部屋から外出。不備を指摘された書類の準備には「もう準備はしています」と返答した。午後4時頃から部屋に飲食物が運び込まれ、おかみさんの景子さんも合流。29日にも行われる千賀ノ浦部屋への引っ越しを前に“最後の晩餐(ばんさん)”が行われた模様だ。
一言コメント
これ以上モメない事を祈る。
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