台風19号 非常に強い勢力のまま北上中 20号も接近で大雨が長引くおそれ
- 政治・経済
- 2018年8月22日
非常に強い台風19号は九州南部・奄美地方に接近していて、一部は暴風域に入っている。九州ではあす23日(木)にかけて、暴風や高波に警戒が必要だ。また、台風19号が日本付近から離れても、小笠原近海にある強い台風20号が北上し、あす午後からあさってにかけて西日本に上陸するおそれがある。雨が長引く可能性があるため、大雨による災害に厳重な警戒が必要となる。
非常に強い台風19号は、きょう22日(水)午前5時には奄美大島の北北西にあり、1時間に約20キロの速さで北西に進んでいる。台風は非常に強い勢力を維持したまま、九州の西海上を北西に進み、あす朝には黄海に達する見込みだ。
九州南部・奄美地方では、一部が台風の暴風域に入り、猛烈な風が吹き、海上は猛烈なしけとなっている。きょう朝にかけて猛烈な風やしけとなり、今夜にかけてうねりを伴った大しけが続く見込みだ。また、九州南部でも、あす朝にかけて非常に強い風が吹き、海上はうねりを伴って大しけとなる見通し。暴風や、うねりを伴った高波に厳重な警戒が必要だ。
台風本体の発達した雨雲がかかる九州南部や奄美地方では、きょう朝にかけて、雷を伴った非常に激しいや猛烈な雨が降るおそれがある。特に、九州の太平洋側の南東向きの斜面では、あすにかけて総雨量が多くなりそうだ。大雨による土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に警戒が必要となる。また、落雷や竜巻などの突風の可能性もあるため、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。
強い台風20号は小笠原近海にあって、1時間に30キロの速さで北西に進んでいる。この後も発達しながら北上を続け、あすには西日本に上陸するおそれがある。台風からの暖かく湿った空気が流れ込み続けるため、西日本や東海地方の太平洋側を中心に、総雨量がかなり多くなりそうだ。大雨による災害に、より一層の警戒が必要だ。
一言コメント
W台風は久しぶりだ。
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