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「モンキー」に続け!生産終了バイク、復活の可能性


終了車と似た思想のモデル開発、虎視眈々

 ホンダの人気2輪車「モンキー」が125ccエンジンを搭載し復活する。昨年から国内で販売しているバイクの生産終了が相次いだ。9月から適用された新しい排ガス規制などが背景にあるが、各社は終了車種とコンセプトの近い新モデル開発の可能性を探っている。

国土交通省が新たに定め9月に適用された平成28年規制では、最高時速130キロメートル以上の2輪車の場合、排出ガス中の各種物質の1キロメートル走ったときの排出量を、一酸化炭素で従来比56・5%減の1・14グラム、炭化水素で同37・0%減の0・17グラム、窒素酸化物で同57・1%減の0・09グラムまで抑える必要がある。ホンダ「モンキー」やカワサキ「エストレヤ」などは新規制のクリアが難しく、生産終了を決めた。

ただ、全モデルが規制強化のため生産を終えたわけではない。ホンダは「ライフサイクルとして以前から9月までの生産と決めていた車種もある」(担当者)という。

そして満を持して7月に発売するのが「モンキー125」。ホンダは開発にあたって、楽しさをスケールアップし“アソビの達人”をコンセプトに設定。従来の50ccモデルの特徴である「シンプル」「コンパクト」「愛らしさ」などの不変的な魅力を踏襲しつつ、125ccの力強く扱いやすい出力特性のエンジンや、親しみやすいデザインを導入したという。

一方、スズキは豊川工場(愛知県豊川市)での2輪車生産を18年7月にやめ、新設の浜松工場(浜松市北区)に移管。その上で「排気量150cc以上」「バックボーン」「スポーツ」に注力し、ラインアップを再編する方針だ。

国内のバイク離れが進む中、モデル数が純減するかというとそういうわけでもない。ヤマハ発は生産終了モデルのうち、キックスタート機構とクラシックなデザインで人気の「SR400」など3モデルの後継車投入を決めている。他社も終了車と似た思想のモデルの開発を進めている。

ヤマハ発は、新規制がユーザーにもたらす可能性に着目する。新規制は欧州で施行されている基準「ユーロ4」との整合性を図ったもので、国際基準と日本基準を近づける狙いがある。各メーカーは世界各国の市場で製品を投入しているが、海外で販売するモデルの一部は日本で未投入のものもある。それらが「新規制によって、国内で販売できる可能性も出てきた。ユーザーに新たな楽しさを提供できるかもしれない」(ヤマハ発)とみる。

 

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一言コメント
このモンキーをはたして復活と言って良いのか謎である。


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