メルカリで「離婚届」が売れるワケ 役所に行けばタダなのに、どうして?
- 流通
- 2017年4月27日
先に現金が売りに出されて騒動になった、フリーマーケットサイトの「メルカリ」で、今度は「離婚届」が売りに出された。役所へ行けばタダで置いてあるものに、300円~400円の値がついて、しかも次々に「SOLD」になっている。売れているのだ。どうして? とスタジオが考え込んだ。
メルカリの広報が確認したところでは、フリマにアップされたのは100件を超えているという。中には、「3枚セット」(?)とか、見本や手作りの手引きのようなものとセットもあるという。「3枚セット」は、書き損じてもいいようにということらしい。
広報の中澤理香さんも「ちょっとびっくりしましたね。今回初めて見ました」という。もともと無料のものなのになぜ? 「お子さんが小さくて時間がなくてとか、役所に知り合いがいるとか、あるようです」
街で聞いてみると、「知ってる人がいて嫌なんじゃないですか。用紙を取ってくるのを見られるのが」「出かけていくことを考えると、300円、500円ならわからなくもない」「こっそり持っていたい人、いるんじゃないか」–面倒を、クリックひとつで解決できる。これが現代人のニーズに合ったからか。
お守り代わりの人も
家族問題評論家の池内ひろ美さんは、「離婚届をお守り代わりにしている人もいる」という。「すぐに離婚する気はない。いつでもできる。その時が来るまでは、ちゃんと夫婦関係をよくしたいと思っている方」
なんじゃそりゃ。
司会の羽鳥慎一「あらゆるものを売ってるんですね、メルカリ」
野上慎平アナ「現金は禁止になったが、離婚届はそのままだという。でも、本来タダのものです」
宇賀なつみアナ「役所までの往復の交通費を考えたら、安いかも」。これはドライ。
羽鳥「街の声でも、働いている昼間は行けないわとか、見られたくないとか」
高木美保(タレント)「私の友達で、持ってることで『いつでも離婚できます』と気持ちが楽になって、頑張れますという人がいる」
羽鳥「それをサイトで売買というのが、今の時代だなと」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)「僕も持っておこうかな、お守りとして」
野上「玉川さん、結婚は?」
玉川「してないよ(笑)。お守りでしょ」
野上「売る側としても、よく考えたなと思う。元はタダで」
宇賀「置いてありますよね」
玉川「そんなもの見るの」
宇賀「ありますよ。婚姻届と並んでる」
野上「池内さんによると、熟年離婚を考え、40歳頃から着々と準備を始め、戦略をねる妻たちがいるそうです」
玉川「どういう戦略?」
高木「まず貯金をして」
野上「手に職をつけてとか」
玉川「20年、結婚生活を続けながら?」
野上「勘弁してくれよ」
羽鳥「時代です」
コメントする