【柔道】阿部一二三「信じられなくて。妹の思いを背負って戦う」詩の敗戦に思い明かす/一問一答
- スポーツ
- 2024年7月29日
<パリオリンピック(五輪):柔道>◇28日(日本時間29日)◇男子66キロ級決勝◇シャンドマルス・アリーナ
21年東京五輪金メダルの阿部一二三(26=パーク24)が、日本柔道8人目となる五輪2連覇を達成した。決勝でビリアン・リマ(ブラジル)に一本勝ちした。
女子52キロ級で2回戦敗退した妹、阿部詩(24=パーク24)についても思いを明かした。主な一問一答は以下の通り。
-東京五輪での1度目の優勝との違いは
「本当に重圧だったり、正直東京の時より全然あった。正直この3年間、東京(で金メダルを)取ってから3年間で苦しい思いの方が(大きかった)。でも自分がやってきたことが無駄じゃなかったんだなって。やっと報われたなって」
-有観客の祝福に
「優勝した後、顔を上げたらこれだけの人が祝福してくれて。360度見渡したら全員が祝福してくれて。東京の時は無観客で。これがオリンピックなんだって」
-今までにない厳しさがあったか
「常に強い気持ちを持って戦っていたので。我慢の時間は我慢だし。準々決勝鼻血が出て止まらないシーンあったんですけど我慢で」
-準備段階の苦しさがあったと思うが、試合では開き直った
「オリンピックって、今日妹が負けたように、ああいうことが起きるじゃないですか。事故じゃないですけど。そこで僕は前に出れなくなったり、すくんでしまったらダメだなと思って。今日自分にずっと言い聞かせて。もう自分の柔道をただするだけなんで、頭の中で言い聞かせた」
-妹の負けはどういう状況で
「アップ会場のモニターで(見ていた)。最初信じられなくて。いろんな感情があった。それ以上に僕が金メダルとらないとと思った。妹の思いを背負って最後まで戦い抜こうと」
日刊スポーツより転用
コメントする