J1磐田 アウェーFC東京戦で08年から11戦勝ちなし…DFリカルドグラッサが先制も同点被弾
- スポーツ
- 2024年6月17日
◆明治安田J1リーグ FC東京1-1磐田(16日・味スタ)
ジュビロ磐田はFC東京と1―1で引き分け、公式戦3戦勝ちなしとなった。前半21分、CKからDFリカルドグラッサ(27)が頭で先制弾。だが助っ人のJ1初ゴールで挙げた1点を守り切れず、後半39分にFKから同点被弾した。これでアウェー・FC東京戦(国立開催含む)は08年から11戦勝ちなし。次は22日に、前半戦ラストのホーム・C大阪戦を迎える。
白星が見え始めた終盤に落とし穴が待っていた。磐田は1点リードの後半39分にFKを献上。ファーに送られたボールをねじ込まれ、同点とされた。追加点は奪えないままタイムアップ。横内昭展監督(56)は「勝ち点1をポジティブに捉えています」と一定の評価はしつつ「後半は相手に走らされて疲弊し、押し込まれてしまった」と課題も口にした。
前半はリードで折り返す理想的な展開に持ち込んだ。均衡を破ったのはグラッサだ。前半21分の右CK。キッカーのMF平川が送った浮き球に反応し、後ろから走り込んで高い打点のヘディングで捉えた。「今週練習してきた形。怜(平川)から素晴らしいボールが来た」。来日3年目でこれがJ1初ゴール。「力になれたことはうれしいが勝利できず残念」と振り返った。
ここまで11発のエースも戻ってきた。5月6日の東京V戦で左前額骨陥没骨折の重傷を負ったFWジャーメイン良(29)が6試合ぶりに復帰。練習試合などを経ず、後半15分から“ぶっつけ”でピッチに立った。相手は異なるが偶然にも会場は負傷した味スタ。特注のヘッドギアを装着したストライカーは「プレーに支障はなかった」と臆せずヘディングするなど復活への一歩を踏み出した。
順位は16位で変わらず、次は前半戦最後の一戦でC大阪と激突する。グラッサは「次は勝ち点3を取れるように準備する」と顔を上げた。
報知新聞社より転用
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