ドバイで大規模な洪水、12時間で1年分の降雨
- 国際
- 2024年4月18日
(CNN) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで16日、1年分に相当する降雨があり、大規模な洪水が発生した。道路が川と化し、家屋などが浸水した。
旅客数が世界で2番目に多いドバイ国際空港は同日、大雨により約30分間離発着を停止。駐機場が水没し、映像には大型機が水の中を進む様子が映っている。同空港は運航ダイヤが大幅に乱れ、空港周辺の道路でも大規模な洪水が発生していると明らかにした。
同空港では12時間で100ミリ近くの雨量が観測されたという。国連のデータに照らすと、この量はドバイの年間総雨量に相当する。
急な大雨で水があふれ、道路が川と化したため、乗っていた車を放置せざるを得なくなった人もいた。ソーシャルメディアには、ショッピングモールに雨水が流れ込んだり、住宅が浸水したりする様子をとらえた映像が投稿された。
ドバイの気候は国内の他都市と同様、暑く乾燥している。降雨はまれで、インフラは今回のような豪雨を想定した作りになっていない。
ドバイの大雨はアラビア半島とオマーン湾を横断している大型の嵐によるもので、隣国オマーンとイラン南東部でも異常な降雨に見舞われている。オマーンでは鉄砲水で少なくとも17人が死亡した。
人為的な要因による気候変動で、ゲリラ豪雨は今後増えることが予想される。
CNN.co.jpより転用
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