今日も岸田首相は裏金追及に“ヘラヘラ答弁” 野党は「総理の火の玉の決意は、線香花火程度」と痛烈皮肉
- 政治・経済
- 2024年3月7日
《岸田首相は今日も全くヤル気なし》《ここまで酷い答弁する総理大臣は見たことない》
6日の参院予算委員会で答弁に立った岸田文雄首相(66)の発言に対し、SNS上では怒りを通り越して呆れの声が広がった。この日も、自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件の問題が取り上げられ、立憲民主党の小西洋之議員(52)は「(安倍派幹部らが)脱税をしているのではないか、そうした疑惑がある。なぜ岸田総理は派閥の7幹部に確認をしないのか」「幹部が怖いからですか」などと5回にわたって同様の質問を繰り返したのだが、岸田首相は総裁としての確認の有無を答えず、「党として事実確認の努力を続けていますが、今現在、確認できていない」と繰り返すばかり。
■呼ばれてもいない衆院政倫審には出席、呼ばれた参院政倫審は出席拒否
小西氏はまた、派閥からキックバックされた裏金を「自分のお金として、自分が管理していたと言っている議員が10人程おり、これは脱税となる」などとして、これらの議員に対しても岸田首相があらためて「個人として受領したのか確認したのか」を問うたのだが、この質問に対しても岸田首相は真正面から答えず、「個人として受領したとは確認されていない。把握されていない」と、曖昧な発言に終始していた。
小西氏が「岸田総理の火の玉の決意って何なんですか? 線香花火程度の決意じゃないですか」と語気を強め、はぐらかし答弁を続ける岸田首相に向かって参院の政治倫理審査会に参考人としての出席を要求すると、岸田首相はこの時だけは「あらためて出席する必要はないと考えております」ときっぱり。その姿はおよそ「説明責任を果たす」という言葉とは程遠いものだった。
SNS上では、こうした岸田首相の言動に批判の投稿が殺到。
《事件が報じられてから3カ月も経つ。確認するのに一体どれだけの時間がかかっているのか》
《呼ばれてもい
ない衆院の政倫審には出席し、呼ばれた参院の政倫審の出席は拒否って何?》
《小西さんから自民党の調査は「脱税隠蔽調査」と言われているのにヘラヘラ。この人、ホントに総理大臣なの》
新年度予算の成立が確実となったのを受け、岸田首相が裏金事件は「終わったこと」と考えているのであれば勘違いも甚だしいのではないか。
日刊ゲンダイDIGITAL
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