借金返済を猶予してもらう見返りにキャッシュカードを…航空自衛隊の1等空尉を停職処分 静岡
借金の返済期限を猶予してもらう見返りに自身のキャッシュカードを譲渡したとして、航空自衛隊 浜松基地は40代の1等空尉を停職処分としました。
停職30日の懲戒処分を受けたのは航空自衛隊 浜松基地の第1術科学校第3教育部に所属する1等空尉の男性(40代)です。
浜松基地によりますと、この1等空尉は2021年、借金をしていた知人から「返済期限を猶予する見返りに銀行口座を提供してほしい」と打診され、自分名義のキャッシュカード2枚を渡すとともに暗証番号を教えました。
その後、銀行から1等空尉に対し「警察が調べている」と連絡があり、本人が上司に報告したことで事実が発覚しました。
1等空尉はこの行為によって2021年に犯罪による収益の移転防止に関する法律違反の疑いで書類送検されていましたが、同年12月28日付で不起訴処分となっています。
自衛隊の聞き取りに対し、1等空尉は「期限までに借金を返すことが困難だった」と説明した上で、「借金は遊興費や他の借金への返済に使った」と話しているということです。
航空自衛隊 浜松基地の伊藤顕 司令は「規律の維持と再発防止に努める」などとコメントしています。
テレビ静岡NEWSより転用
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