フランス、右翼政党の賛成で移民法成立 留学生に保証金要求へ
- 国際
- 2023年12月21日
フランスの上院と下院は19日、規制を強化する新たな移民法案を賛成多数で可決した。出生地主義による国籍付与の見直しなどを含む内容で、与党と中道右派の野党がまとめた案に、移民排斥を訴える右翼政党「国民連合(RN)」が賛成した。だが、法成立に反発した一部閣僚が辞任を示唆するなど、マクロン政権に混乱が広がっている。
移民法案をめぐっては、国民議会(下院)が11日、審議開始直後に政府案を否決。上下両院の代表でつくる委員会が19日、中道右派の共和党が多数を占める上院を通過した修正案をもとにあらためて新しい法案をまとめた。
上下両院の採択を経て可決した新法では、人手不足の部門で働く不法移民に滞在許可を与えるための条件が当初案より厳しくなったほか、外国人労働者が家族手当などの社会保障を受ける条件も厳格化された。
フランスでは現在、両親が外国人でも仏領土で生まれれば自動的にフランス国籍となる出生地主義を採用していたが、今後は16~18歳の間に国籍を申請した希望者にのみ仏国籍を与えることになる。合法的な移民が母国の家族を呼び寄せる際には収入や健康保険の加入の証明が必要になり、外国人留学生には仏当局への保証金の支払いを求める。
朝日新聞社より転用

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