高橋純平が引退「未練、後悔もあるけど次の人生に」15年3球団競合のドラ1 甲子園沸かせた高校侍エース
- スポーツ
- 2023年12月1日
ソフトバンクから戦力外通告を受けた高橋純平投手(26)が現役引退を決意したことが30日、分かった。スポーツ報知の取材に応じ「すごく悩んだ。野球への未練、後悔もあるけど次の人生に進みます。ギュッと詰めたら活躍できたのは2年ぐらい。貢献できない中でも、皆さんの応援のおかげで腕を振り続けることができました」とプロ8年間を振り返った。
県岐阜商時代は最速152キロの直球で甲子園を沸かせ、高校日本代表のエースとして君臨。15年ドラフトでは3球団が競合し、工藤監督(当時)の代名詞でもある背番号「47」を背負った。19年に自己最多45試合に登板し3勝2敗、17ホールド、防御率2・65でブレイク。同年6月には球団日本人初となるプロ初勝利からの2日連続白星もマークした。
しかし翌年に右肩痛、21年に右手骨折と近年は故障に苦しんだ。「泥臭くてもいい。野球人生をかける」と最後の1年は志願して毎日ブルペン入りしたが、分厚い投手層にも阻まれ、1軍に呼ばれることはなかった。今後は未定だが「ホークス、福岡、野球は好きなので携わりたい。少ない経験ですけど、伝えていけたら」。重圧と戦い続けた8年間に終止符を打ち、ドラ1右腕がユニホームを脱ぐ。
◆高橋 純平(たかはし・じゅんぺい)1997年5月8日、岐阜市生まれ。26歳。県岐阜商では15年のセンバツ8強、同年夏のU―18日本代表。3球団競合の末に15年ドラフト1位でソフトバンク入団。19年6月29日・日本ハム戦でプロ初勝利。通算56登板で4勝3敗、防御率2.63。184センチ、86キロ。右投右打。家族は両親と姉2人。
スポーツ報知より転用
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