日産、英工場でのEV生産に3700億円を追加投資…風力・太陽光発電所の整備で生産電力賄う
- 政治・経済
- 2023年11月25日
【サンダーランド(英中部)=中西梓】日産自動車は24日、欧州最大の生産拠点となる英中部のサンダーランド工場で新たに20億ポンド(約3700億円)規模の投資を行うと発表した。すでに約10億ポンドを投じる計画を発表しており、最大30億ポンドとなる。電気自動車(EV)の生産体制を強化する。
工場で手がけるすべての車両をEVに切り替える。スポーツ用多目的車(SUV)の「キャシュカイ」と「ジューク」のほか、小型車「リーフ」の後継車、計3車種を生産する。販売時期は後日発表する。 投資は、日産が電池メーカーや地元自治体と共同で行う。現地の近くには、3か所目となるEVの電池工場も新設する。地元自治体と共同で、風力や太陽光の発電所を整備し、車両や電池の生産に使う電力を賄う。
英国は欧州連合(EU)から離脱した後、EUと自由貿易協定(FTA)を結んだ。自動車については、一定割合以上の部品や原材料を英国やEUで調達すれば、輸出入時にかかる関税が免除される。
EUは将来、製造時の二酸化炭素(CO2)の排出量に応じて、輸入品に課税する国境炭素税を導入する予定だ。部品の現地調達や生産過程の脱炭素化を進めて、規制に対応すれば、ほかの自動車大手に比べ、コスト面で有利となる。
工場で記者会見した内田誠社長は、「この工場はさらに拡大する。欧州市場に投入する車を2030年にすべてEVにすると話したが、この方針はより実現に近付くことになる」と強調した。
読売新聞より転用

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