【NBA】西地区決勝 レイカーズはナゲッツに惜敗も八村は終盤にMVPヨキッチ止め流れ変える
- スポーツ
- 2023年5月18日
<NBAプレーオフ(PO):レイカーズ126-132ナゲッツ>◇決勝(7回戦制)◇第1戦◇17日(日本時間18日)◇米コロラド・デンバー◇ボール・アリーナ
八村塁(25)が所属する西カンファレンス(西地区)7位のレイカーズが、同地区決勝で、同1位のナゲッツに126-132に惜敗した。20年以来の決勝での対戦で、7回戦制の第1戦を落としたが、敵地でも猛烈な追い上げをみせた。
ベンチスタートの八村は、第1クオーター(Q)残り5分4秒から出場すると、同3分13秒にゴール下に巧みに潜り込んでのダンクシュート。日本選手として、地区決勝での初得点を記録した。
第2Qではダブルチームをかいくぐってのジャンプシュートや、3点シュートなどもまとめた。第3Qでも積極的な1対1からの得点などで2桁に乗せると、第4Qでもダンクシュート、さらに守備面でも存在感を示し、追い上げの主役になった。出場時間28分で、17得点、1アシスト、1ブロックショット、シュートは11本中8本を沈めた。
チームにとっては、ナゲッツがレギュラーシーズンで34勝7敗と圧倒的な強さを誇ったアウェー戦となった。2年連続シーズンMVP、この日もトリプルダブルのニコラ・ヨキッチを中心に攻撃を回す展開を防げずに、前半だけで54ー72と大量点を許した。ただ、第3Qでは38得点を挙げて食らいつくと、第4Q残り10分では、点差を8点として1桁台に戻した。八村がヨキッチをマークする陣形が効果てきめん。得点を止めると、残り3分で3点差まで猛追してみせた。最後は競り負けたが、一時は20点差以上あった劣勢から巻き返し、次戦以降の巧妙となる第4Qとなった。
両チームはプレーオフでは過去8度対戦し、全てレイカーズが制している。ナゲッツはNBAに加入した76-77年シーズン以降1度も決勝に進出したことがなく、地区決勝には4度出場しているが全敗。3度はレイカーズに敗れている。
第2戦はデンバーで18日(同19日)に行われる。
ドリブルで切れ込む八村塁(右=AP)© 日刊スポーツ新聞社
日刊スポーツ新聞社より転用
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