若者が投票、民主支持=「Z世代」初の議員誕生―米中間選挙
- 国際
- 2022年11月12日
© 時事通信 提供 米中間選挙でフロリダ州下院10区に出馬した民主党のマックスウェル・フロスト氏=10月15日、同州オーランド(AFP時事)
【ワシントン時事】8日に実施された米中間選挙で、18~29歳の若者の投票率が過去30年の中間選挙と比べ2番目に高かったことが米タフツ大の調査で分かった。若年層は民主党支持が6割と多く、共和党の大勝を阻んだ一因と指摘されている。
同大の試算によると、今回18~29歳の投票率は27%。1994年以降最も高かった18年の中間選挙に次ぐ水準となった。米主要局の出口調査によると、この世代の63%が民主党を支持した。
今回の選挙ではまた、民主党でフロリダ州下院10区から出馬したマックスウェル・フロスト氏(25)が、90年代以降生まれの「Z世代」初の議員として当選を確実にした。被選挙権を25歳以上と定める連邦下院議員で最年少に当たる。銃規制活動家として活躍したフロスト氏は10日、「Z世代は民主党にとって最も信頼できる有権者に急速になりつつある」とツイートした。
バイデン大統領は9日、フロスト氏に電話をかけ祝福。記者会見で「若者たちは気候変動や銃暴力、個人の権利や自由を巡る問題に引き続き取り組むよう投票した」と語り、民主党の政策が若年層に支持されたとの見解を示した。
時事通信より転用
コメントする