<福岡市>博多港ウオーターフロントの高さ緩和
- 政治・経済
- 2017年9月27日
福岡市は26日、再開発を進める中央区天神の明治通り周辺地区(約17ヘクタール)と、博多区の博多港ウオーターフロント地区の一部(約38ヘクタール)について、航空法で制限されている建築物の高さが国家戦略特区の特例として緩和されたと発表した。内閣府から通知があった。
記者会見した高島宗一郎市長は「何十年間も開かなかった航空法の壁を特区によって開くことができた。街の景色を変えていく契機になる」と語った。
市によると、福岡空港からの距離によって建築物の高さが制限され、明治通り周辺地区は従来、高さ約67メートル(15階建て相当)が最高だった。民間ビル建て替えを誘導する事業「天神ビッグバン」を進める市は、同地区について国に高さ制限の緩和を要求。2014年に高さ約76メートル(17階建て相当)まで認められたが、さらに緩和を求めていた。
国は同地区近くのNTT関連ビルの鉄塔の高さ(115メートル)を参考に、同地区を南北に走る「渡辺通り」から西側を約115メートル(26階建て相当)、東側を最高約100メートル(22階建て相当)に緩和する。
高さが約70メートル(16階建て相当)~約90メートル(20階建て相当)に制限されていたウオーターフロント地区の一部については、博多ポートタワーの高さ(100メートル)に合わせて約100メートルに緩和する。
市は、博多区のJR博多駅周辺地区についても緩和に向けて国と協議を続ける方針。【合田月美、蓬田正志】
一言コメント
福岡の発展のためにはいいことだと思う。
コメントする