井上尚弥が空き巣被害「めでたい日に胸糞悪い」世界戦で不在の自宅から貴金属やバッグなど十数点
- スポーツ
- 2022年6月9日
ボクシング井上尚弥(29=大橋)の神奈川県内の自宅が、世界王座統一戦を制した7日に空き巣被害に遭っていたことが分かった。8日、井上の関係者が被害を認めた。
井上は7日夜にさいたまスーパーアリーナで行われたWBAスーパー・WBC・IBF世界バンタム級王座統一戦で、WBC王者ノニト・ドネア(39=フィリピン)と対戦。2回1分24秒にTKO勝ちし、日本人初の3団体統一王者となった。
関係者によると、空き巣が入ったのは試合前の7日午後4時半ごろで、かばんや貴金属など十数点を盗まれたという。現場の状況から、玄関のドアを何らかの道具でこじ開けたとみられる。付近で男2人が目撃され、神奈川県警が行方を捜査している。
井上は8日、自身のツイッターを更新。「ニュース見たけどさ めでたい日に胸糞悪い話だよね、、みんなも気をつけて!!」と、空き巣被害についてと思われる現在の心境を明かした。
世界王座統一戦から一夜明けたこの日には横浜市内で会見。「3本のベルトを見ながらよくやったなと。統一戦で納得する勝ち方ができました。バンタム級で本当のナンバーワンを目指してやっていきたい。今、やりたいことは練習。このモチベーションで練習に入りたい」。世界でも過去8人しか達成していない4団体統一に照準を定めていた。
<スポーツ選手の空き巣被害>
▼サッカー 欧州で多発。C・ロナウドはユベントス時代の20年、故郷ポルトガルの自宅からユニホームなどを盗まれた。Rマドリードのベンゼマは今年1月のリーグ戦後に。PKを外し、負傷交代した後の悲劇だった。19年のバルセロナとのクラシコ後も被害を受けた。ブラジル代表T・シウバは18年に1億円超、D・アウベスが19年に宝石や高級時計を盗まれた。元日本代表の内田篤人氏も、シャルケ時代の試合中に貴重品や香川真司のユニホームを盗まれたと出演番組で告白した。
▼野球 18年にソフトバンク久保康生2軍投手コーチが被害に。大阪府内の自宅の窓ガラスが破られ、約600万円に阪神時代の優勝リングなどが盗まれた。
▼ゴルフ 金田久美子は20年に自宅ドアの鍵を壊され、優勝記念の思い出のバッグを盗まれた。
▼相撲 今年1月、西前頭16枚目の剣翔が1人暮らしのマンションに入られて時計、財布、現金、証明書類など「全てやられた」。
▼ボクシング 08年8月、当時のWBA世界フライ級1位亀田興毅が滞在先のメキシコのホテルで盗難被害に遭った。記者会見中の被害で高級腕時計など約220万円相当を盗まれた。井上が18年5月に大田区総合体育館で対戦したジェイミー・マクドネル(英国)は、試合中に英国の自宅が強盗被害に遭った。
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