『イット』を降板…カトパンがレギュラー番組すべて卒業の特殊背景
- エンタメ
- 2022年6月7日
カトパンが「夕方の顔」を卒業。
フリーアナウンサーの加藤綾子(37)が9月いっぱいで、夕方の情報番組『Live News イット!』(以下『イット』、フジテレビ系)を卒業することがわかった。16年4月にフジを退社しフリーに転身。19年4月から同番組のメインキャスタ―を務めていたカトパンに、何があったのだろうか。背景を追ったーー。
〈開始から3年以上たちますが、次々と飛び込むニュースに緊張が走る中、スタッフに笑顔を絶やさない気遣いに癒される毎日でした〉
番組チーフプロデューサーの上田平吉弘氏は、『サンケイスポーツ』(6月3日付け)の取材にこうコメントしている。〈もっとご一緒したかったですが、本人の意向を尊重〉と、「円満卒業」を強調した。
「もっと家族の時間を大切にしたい」
「21年6月に、年商約2000億円のスーパーマーケットチェーン2代目社長とセレブ婚をしたことが最大の理由です。結婚2年目を迎えますが、カトパンは多忙で夫とは新婚生活を満喫できない状況にあるようで、『もっと家族との時間を大切にしたい』と要望したようです。
カトパンは4月に、13年間進行役を務めた『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)を卒業しています。『イット』を降板することで、レギュラー番組がなくなる。10月以降は、しばらく単発の仕事も入れない意向だそうです。ただ、休業ではありません。いったんお休みして、家庭が落ち着いたら再びアナウンサー業に復帰するつもりだとか」(民放キー局社員)
しかし、卒業の理由は家庭事情だけではなさそうだ。「勘繰るような見方だが、番組の苦境も影響しているのでは、という声が聞こえてくる」と、キー局社員は漏らす。
「『イット』の視聴率は3%ほどです。同じ夕方放送の情報番組で、トップの『news every.第三部』(日本テレビ系)は約6%、2位の『Nスタ第2部』(TBS系)は4%、3位の『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系)が3%超になります。
視聴率を分析すると、カトパンのファンとされるM2、3層(35歳~49歳と50歳以上の男性)の視聴者があまり見ていないことが判明しました。この数字では、年間視聴率も最下位になる可能性がある。カトパンは仕事に対する思い入れが強い。ましてやフジは8年間局アナを務め、恩義があるテレビ局です。そのあたりの責任感も、自ら降板を申し出た一因ではないでしょうか」
カトパンの爽やかな笑顔が見られなくなるのは、寂しい……。しばらく充電して、またステキなスマイルを届けていただきたい。
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