完全民間で初、ISSへ宇宙船打ち上げ
- 国際
- 2022年4月9日
【4月9日 AFP=時事】民間人4人を乗せた米宇宙開発企業スペースX(SpaceX)の宇宙船が8日、米フロリダ州から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた。民間人のみの団体が民間の宇宙船でISSに向かうのは初めて。
スペースXの宇宙船「クルードラゴン(Crew Dragon)」を搭載した「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットは午前11時17分(日本時間9日午前0時17分)、ケネディ宇宙センター(Kennedy Space Center)から打ち上げられた。ISS到着は9日午前7時45分(日本時間同日午後8時45分)ごろの予定。
今回のミッションは米宇宙企業アクシオムスペース(Axiom Space)によるもので、米航空宇宙局(NASA)元宇宙飛行士のマイケル・ロペズアレグリア(Michael Lopez-Alegria)氏が指揮。米国のラリー・コナー(Larry Connor)氏とカナダのマーク・パシー(Mark Pathy)氏、イスラエルのエイタン・スティバ(Eytan Stibbe)氏の投資家3人が料金を支払って搭乗した。
8日間のISS滞在を含む料金は5500万ドル(約68億円)に上ると報じられている。4人はISSで一連の実験を行う予定で、アクシオムは観光目的のミッションではないと説明している。
【翻訳編集】AFPBB News
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