日本アカデミー賞授賞式 「ドライブ・マイ・カー」が最多8部門で最優秀賞 主演男優賞の西島秀俊「日本映画のために身をささげたい」
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- 2022年3月12日
第45回日本アカデミー賞の授賞式が11日、東京都内で行われ、米アカデミー賞4部門にノミネートされた「ドライブ・マイ・カー」が、西島秀俊(50)の主演男優賞や濱口竜介氏(43)の監督賞など最多8部門で最優秀賞に輝いた。
この日は東日本大震災発生から丸11年。ロシアのウクライナ侵攻が続く世界的情勢もあり、受賞スピーチはメッセージ性の強い内容になった。
西島は初の戴冠に見せた笑顔もつかの間で「今、世界が混乱していて、いろんなつながりが切れている」と神妙な面持ちに。「魂の再生の物語が今日こうやって賞をいただいたことは、何か大きな意味がある。これからも人生、人に寄り添う作品に参加して、日本映画のために身をささげたい」と力を込めた。
濱口監督は被災者に取材した東北記録映画三部作(11、13年公開)を製作しており、「被害に遭われた方達が示してくださった生命力が監督をする基盤になっている」と感謝。28日(現地時間27日)の米アカデミー賞授賞式への弾みとなった。
また、「そして、バトンは渡された」で優秀助演女優賞に選ばれ、今春に第1子出産予定の石原さとみ(35)は体調を考慮して別室から参加。母娘の物語を「生まれてくる子に見せたい」と母の顔をのぞかせた。
最優秀主演女優賞は「花束みたいな恋をした」の有村架純(29)、同助演男優賞、女優賞は「孤狼の血 LEVEL2」の鈴木亮平(38)と「護られなかった者たちへ」の清原果耶(20)が初受賞した。
サンケイスポーツより転用
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