“キングカズ”三浦知良が挑む55歳シーズン「J3昇格が一番大事」目標達成へフルスロットル【JFL鈴鹿入団会見】
- スポーツ
- 2022年2月1日
日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズは31日、今季の始動となる全体練習を三重交通Gスポーツの杜鈴鹿(三重県鈴鹿市)で実施した。今季、J2横浜FCから期限付き移籍で加入した元日本代表FW三浦知良(54)も合流し、“キングカズ”のJFL元年が本格的にスタートした。同日、同市内のホテルで入団会見に臨んだ。
55歳になるシーズンでもカズは、らしさを失わない。会見で今季の目標について聞かれると、全試合フル出場を意味する「30試合90分出場」と掲げた。
もちろん、厳しい数字だと自分自身で分かっている。「それは無理と言ってはなんだけど。ちょっと大変かな」と前置きしつつ「でも選手としては全部出たいと思ってやってます。そういうふうに毎日、頑張りたいなと」。目標を高く掲げることで、自分を引き上げる。
鈴鹿を選んだ理由も、J3昇格という明確な目標があるからだ。「J3昇格を一番大事に自分の中で持っていまして。そこに向かって、チームと僕自身が成長したい」と目標実現へ向けて、努力を惜しまない。
鈴鹿は右も左も分からない新天地だが、知らないわけではない。高校1年の冬から23歳まで過ごしたブラジルの地で見ていたのは、音速の貴公子・アイルトン・セナが鈴鹿サーキットでデッドヒートを繰り広げ、勝利を収める瞬間だった。「ブラジルにいたときに見ていて。その印象が、鈴鹿には大きいですね」。競技は違えど、スポーツが人々を熱狂へと導くことを感じ取った。
ポイントゲッターズの夢は、鈴鹿を「サッカーの街、スポーツの街」にすること。この日の全体練習では、試合形式の練習に1トップの位置で出場し、惜しい飛び出しを見せるなど、精力的に汗を流したキング。55歳のシーズンも、フルスロットルで駆け抜ける。
中日スポーツより転用
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