三代目藤間紫襲名披露 兄の初代藤間翔とともに美しすぎる舞踊を披露
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- 2022年1月31日
© サンケイスポーツ 「道行初音旅」で舞う静御前役の藤間紫(右)と忠信役ノ兄、藤間翔、静御前=東京・千代田区(紫派藤間流 藤間事務所提供)
2009年に死去した日本舞踊家兼女優、初代藤間紫さん(享年85)の孫で、昨年2月に藤間爽子(さわこ)改め三代目を襲名した藤間紫(27)が30日、東京・千代田区の国立劇場で行われた「紫派藤間流舞踊会 初世藤間紫十三回忌追善 三代目藤間紫襲名披露」に登場した。
第1部の最終演目「京鹿子娘道成寺」の幕が上がり、白拍子役の三代目が麗しい姿を現すと観客は拍手。娘の恋をさまざまな踊りで表現し、最後は鐘に巻きつき蛇体の本性を現すなど〝七変化〟で魅了した。
第2部では兄の日本舞踊家、初代藤間翔(かける、30)と「道行初音旅」を披露。三代目家元は「無事に踊れた喜びと安堵、古典演目の難しさ、厳しさを痛感しました」と襲名披露を振り返り、コロナ禍での公演に「本当に幸せです」と感謝した。
藤間爽子名義で女優業も行う紫は、2017年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で芸能界デビュー。祖母同様、ドラマ、映画、舞台と〝二刀流〟での活躍を目指す。
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