逮捕容疑は平成27年9月、東京都渋谷区富ケ谷の土地約480平方メートルを所有している高齢男性になりすまして、都内の不動産会社に土地を売ると持ち掛け、土地の購入代金名目で約6億5千万円をだまし取ったとしている。
捜査2課によると、福田容疑者が事件を計画。別の男性が所有者を装い、山口容疑者は所有者のボディーガード役となっていた。不動産会社側には、偽造したとみられる所有者のパスポートを示すなどし、信用させていた。だまし取られた金のうち、7千万円が山口容疑者、1億円が福田容疑者に渡ったという。所有者を装った男性はその後、死亡した。
不動産会社との契約手続きなどは都内の法律事務所で行われた。この法律事務所は福田容疑者ら地面師グループの一員とみられる元弁護士が実質的に運営していたという。
不動産会社が土地の登記をしようとしたところ、印鑑証明が偽造されていることに気付き事件が発覚。警視庁に被害相談していた。
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