なぜ予想超える“サプライズ指名”が目立ったのか 2021年のドラフトを総括
- スポーツ
- 2021年10月12日
「プロ野球ドラフト会議」(11日、都内ホテル)
当日までに1位指名公表が2球団のみと情報戦が繰り広げられ、当初の予想を超える“サプライズ指名”が多く目立った。ロッテは強打の捕手である市和歌山・松川、楽天は走攻守3拍子そろった右のスラッガー・昌平の吉野をそれぞれ最上位で入札。そろって単独で補強ポイントに当てはまる好素材の交渉権を獲得した。
突出した目玉がいない中、西日本工大・隅田は最多の4球団が競合した。隅田を筆頭に豊作という前評判だった大学生・社会人左腕は、3位指名までの36人中、9人が名を連ねた。2球団が競合した市和歌山・小園やソフトバンクが一本釣りしたノースアジア大明桜・風間に加え、高知・森木も阪神の外れ1位と“高校生BIG3”の人気も確かだった。
ソフトバンクは育成ドラフト史上最多の大量14人を指名した。昨秋の同ドラフトで12人だった巨人も10人の選手をコール。3軍制を導入する両チームのように、一芸で光るものがあれば積極的に獲得していく方針がトレンドとなりつつある。
デイリースポーツより転用
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