ヤクルト・山田が28号!7試合ぶり一発で2年ぶり5度目30発あと「2」
- スポーツ
- 2021年9月18日
(セ・リーグ、巨人2-8ヤクルト、18回戦、巨人10勝6敗2分、17日、東京D)主将が会心の一撃を放った。ヤクルト・山田哲人内野手(29)が、五回先頭で左翼席上段に28号ソロ。巨人2番手、田中豊が投じた148キロの直球を捉え、8日以来、7試合ぶりの一発だ。
「奥川が粘り強く投げてくれていたので、追加点を取ってあげたかった」
走攻守で20歳の先発右腕をもり立てた。左腕にキャプテンマークが入った今季は、ピンチになると1人でマウンドへ行き声をかけることも増え「キャプテンになって周りも見えてきた」。結果で引っ張ることはもちろん、責任感は増し、視野も広がってきた。
偉大な先輩の記録にも近づいてきた。勝利をたぐり寄せるアーチで、2年ぶり5度目のシーズン30発まで2本とした。大台に到達すれば、球団の日本選手では池山隆寛(現2軍監督)に並ぶ最多記録(バレンティンが8度)。同じ背番号1をつけた先輩の背中を追っている。
七回2死では、一走で投球より早くスタート。一、二塁間の挟殺プレーとなり、一塁手・ウィーラーのタッチをかいくぐったかのように見えたが、判定はアウト。リプレー検証でも覆らなかったが、一瞬の加速など身体能力の高さは健在だ。
打線は3本塁打で8得点。巨人に快勝し、高津監督も「本当に勢いに乗れた攻撃ができた」と目を細めた。逆転Vには、山田の勝負強さが欠かせない。(赤尾裕希)
サンケイスポーツより転用
コメントする