フィッシングメールの報告件数、8月は5万3177件で過去最多 偽サイトも9000件超 フィッシング対策協議会が調査
- 政治・経済
- 2021年9月7日
ィッシング詐欺に関する情報を収集・発信しているフィッシング対策協議会は9月3日、8月に集まったフィッシングメールの報告件数について、2008年の調査開始以来、月間では過去最多の5万3177件だったと発表した。フィッシングサイトの数は9024件で、こちらも過去最多の件数となった。
件数が最も多かったのは米Amazon.comやAmazon.co.jpをかたるフィッシングメールで、全体の約24.8%だった。以降は三井住友カード、エポスカード、イオンカード、PayPay銀行が続き、これら5ブランドで報告数全体の約65.8%を占めた。
中には日本年金機構や総務省の特別定額給付金申請サイト、厚生労働省の「コロナワクチンナビ」をかたるフィッシングメールもあったという。このうちAmazonをかたるケースについては、スミッシング(SMSによるフィッシング)も多く見られたとしている。
フィッシング対策協議会の調査によれば、フィッシングメールの報告件数は20年ごろから増加傾向にあり、20年1月(6653件)から12月(3万2171件)で約5倍に増加している。コロナ禍に伴う在宅勤務の広まりやECサイトの利用増が原因といい、21年1月以降も報告件数が3万件を超える月が続いている。
ITmedia NEWSより転用
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