『古畑任三郎』西村まさ彦・石井正則が田村正和さんへ思い 「古畑さんの部下として…」
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- 2021年5月19日
俳優・田村正和さん(77)が4月3日に亡くなったことを受け、フジテレビ系ドラマ『古畑任三郎』シリーズで共演した俳優・西村まさ彦(60)と石井正則(48)が19日、それぞれ追悼コメントを発表した。
同シリーズで西村は、田村さん演じる刑事・古畑任三郎と行動をともにする、おっちょこちょいな性格の巡査・今泉慎太郎役で共演。一方、石井は古畑をサポートする優秀な刑事・西園寺守役。対照的な2人と古畑のトリオで視聴者に愛された。
西村は所属事務所を通じ「『古畑任三郎』でご一緒させていただいたことは私にとって飛躍の大きなきっかけとなりました。作品、役に向き合う真摯でストイックな姿勢。多くのことを学ばさせていただきました。田村さんには感謝の気持ちでいっぱいです。お元気でいらっしゃるだろうかと、時折思うことがありました。生きていてくだされば、ただそれだけでお話しする機会もあっただろうにと残念でなりません。心静かに、ご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。
石井は自身のツイッターで「一報を聞いた時、その場で動けなくなりました。2~3時間そのままでいたみたいです。『古畑任三郎』で、田村さんと過ごした時間は、自分の礎です。今はまだとても動けそうにありませんが、古畑さんの部下として、これからもしっかり動けるよう努めて参ります。ですので、ゆっくり休まれてください。古畑さん。ありがとうございました」と呼びかけた。
田村さんは1943年生まれ。京都出身。往年の名優・阪東妻三郎の三男で、61年に映画『永遠の人』でデビュー。1972年のドラマ『眠狂四郎』で人気が広まった。長男の田村高廣さん(2006年死去)、弟の亮も俳優として活躍した。
時代劇のほかにも『うちの子に限って…』(1983)、『パパはニュースキャスター』『ニューヨーク恋物語』(1987)、『パパとなっちゃん』(1991)などに出演。1994年からスタートした『古畑任三郎』は10年以上もシリーズが続く代表作となった。
2018年2月放送のスペシャルドラマ『眠狂四郎 The Final』が最後の出演作品となった。
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