NASAの小型ヘリ、火星に着地 初飛行まであと少し
- 国際
- 2021年4月5日
© AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/HANDOUT 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス」の後方に着地した小型ヘリコプター「インジェニュイティ」。NASA提供(2021年4月4日入手)。
【AFP=時事】(写真追加)米航空宇宙局(NASA)は3日、初飛行の準備を進める超軽量の小型ヘリコプター「インジェニュイティ(Ingenuity)」が、火星に着地したと発表した。
インジェニュイティは、2月18日に火星に着陸した探査車「パーシビアランス(Perseverance)」の車体下面に取り付けられていた。
NASAのジェット推進研究所(JPL)は3日、ツイッター(Twitter)に「火星ヘリコプターの着地を確認!」と投稿。インジェニュイティがパーシビアランスから切り離されて着地した様子を捉えた写真が添えられた。
© AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/HANDOUT 米航空宇宙局(NASA)の小型ヘリコプター「インジェニュイティ」が火星で試験飛行するイメージ画。NASA提供(2021年3月24日入手)。
インジェニュイティにはこれまでパーシビアランスから電力が供給されていた。しかし、これからは付属バッテリーでヒーターを動かし、夜の極寒の中でむき出しになった電子部品の凍結や破損を防ぐ必要がある。
© AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/University of Arizona 火星で試験飛行を予定している、米航空宇宙局(NASA)の小型ヘリコプター「インジェニュイティ」の離着陸地点と飛行ゾーンを示した図。NASA提供(2021年3月23日入手)。
インジェニュイティの担当チームは今後数日間でソーラーパネルの動作とバッテリーの充電を確認した後、飛行前のモーターやセンサーのテストを行う。
JPLのツイートによると、初飛行は11日以降になるとみられている。
© AFP PHOTO / NASA/JPL-Caltech/HANDOUT 米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「パーシビアランス」の下で4本の脚を展開する小型ヘリコプター「インジェニュイティ」。NASA提供(2021年3月31日入手)。
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