ナダル快勝で全豪OP3回戦進出 ファン退場の珍事も
- スポーツ
- 2021年2月12日
【AFP=時事】全豪オープンテニスは11日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は6-1、6-4、6-2でマイケル・モー(米国)を下し、通算21度目の四大大会(グランドスラム)優勝に向けて3回戦に進出した。
世界ランキング2位のナダルは、先月オーストラリアに到着してから腰の張りに悩まされているが、この日は屋根が閉まったロッド・レーバー・アリーナでそうした様子はほとんど見せず、7ゲームを失っただけで相手を一蹴した。
第2セットでは観客の女性がナダルに向かってやじったり、指を突き立てる下品なジェスチャーをしたりして退場させられ、試合が中断するという奇妙な出来事が起きた。それでも同選手は再開を待っている間、にこやかな顔でボールでサッカー遊びをするなどして、コロナ禍では珍しく観客が入っていることを楽しんでいる様子だった。
試合後に問題の女性を知っているか聞かれると、ナダルは「知らない、正直なところ知りたくもない」とコメント。さらに、「ジンやテキーラを飲み過ぎたんじゃないかな。分からないけど、とにかく変な出来事だったね。おかしくもあったけれど」とすると、「誰かが自分に向かって指を突き立てていた。理由は分からないけれど、びっくりしたと同時に『気の毒な女性だな』と思った。なぜなら、こうなったのは酔っ払ったか何かだろうから」と語った。
次戦はキャメロン・ノーリー(英国)と対戦するナダルは、腰の状態はまだ100パーセントではないと明かし、「まだ、状態が制御できていないというのが正直なところだ。できる限りのことを続けていく。サーブの動きは、自分が思い描いているのとは違っている」と話すと、「だけど、日々どうにか解決策を模索している。その努力を続けていくだけだ」と語った。 【翻訳編集】AFPBB News
AFPBB Newsより転用
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