ディズニー4か月ぶり再開 パークに笑顔戻る OLC会長「心から嬉しい」 感染防止へ新様式での船出
- 企業・経済
- 2020年7月1日
足元の印に沿って並び、開園を待つ来園者=1日、浦安市
新型コロナウイルス感染防止のため臨時休業していた東京ディズニーランドとディズニーシーが1日、約4か月ぶりに営業を再開した。待ちわびたファンや家族連れらがマスク姿で続々と来園。再出発した「夢の国」に、たくさんの笑顔が戻った。
東京ディズニーランドでは、来園者が検温を受けた後、客同士の距離を保つため足元に設置された目印に沿って並び、入園開始を待った。午前8時の開園直前には、オリエンタルランド(OLC)の加賀見俊夫会長兼CEOによる音声メッセージが流れ「皆さまを再び東京ディズニーリゾートにお迎えできることを心から嬉しく思う」とゲストを歓迎。感染防止対策について理解と協力を求め「それでは、オープンいたします!」と開園を告げた。 入園が始まると、来園者は続々とゲートをくぐり、お目当てのアトラクションに急いだり、久々のパークをかみしめるように写真を撮ったりして園内の雰囲気を楽しんだ。
入園前には検温を実施=1日、浦安市
感染防止対策を踏まえた「新しい運営方法」では、来園者にマスクの着用を求め、アトラクション待ちなど列ができる場所には、客同士の距離を保つための目印を設置。ミッキーマウスなどキャラクターたちとの触れ合いも当面中止としている。
アトラクションは、密接や濃厚接触の機会を防ぐことや、適宜消毒が難しい施設は運営を休止。「ミッキーの家とミート・ミッキー」など直接キャラクターと会えるグリーティング施設や、来園者がペンキ噴射装置を使って楽しむ「グーフィーのペイント&プレイハウス」など、約2割を取りやめている。
来園したゲストを迎える従業員ら=1日、浦安市
当面の入場者数は従来の5割程度に制限する方針で、事前に日付指定のチケットを公式サイトで購入した人に限って入園できる。チケットは6月25日午後3時から販売が始まったが、受け付け開始から購入希望者のアクセスが集中し、夜までつながりにくい状態が続いた。
東京ディズニーランドとシーは2月29日から休園し、ウイルスの感染拡大状況を鑑みて延長してきた。長期休園は、2011年の東日本大震災でランドが34日間、シーが47日間休園して以来だった。
一言コメント
ファンもたまらないだろうね。
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