カードローン、大手銀などが行員評価に 過剰融資の恐れ
- 企業・経済
- 2017年7月12日

銀行カードローンを巡る業界の主張と問題点
無担保で個人に多額のお金を貸すカードローンでの融資拡大を、多くの銀行が支店や行員の評価対象にしていることが、朝日新聞の調査でわかった。調査対象の半分近くの29行が「(評価対象に)含まれている」と答えた。貸付額が消費者金融を上回り、規制強化を求める声が出る中、銀行が融資拡大に前のめりな状況が浮き彫りになった。
調査は、カードローンを扱う大手銀行5行と全国地方銀行協会に加盟する64行の計69行に6月中旬に書面で行い、50行が回答(1行は一部のみ回答)した。
カードローンの口座数や融資額の増加を支店や個人の評価対象としている、としたのは、回答した49行の6割の29行だった。評価対象を答えた銀行では、17行が支店を対象にしているとし、5行は支店と個人の両方が対象だとした。「ノルマ」として営業現場に目標が課されている銀行もあるとみられる。
銀行全体の経営計画でカードローンの融資や口座の数値目標を「設けている」としたのは、回答した50行のうち6割の29行だった。過剰融資への批判もあり、一部の銀行は「目標の水準を見直した」と答えたが、「無理のない範囲で推進し、見直しはしない」との意見もあった。
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