【独自】商工会議所で4千万円不正流用 岡山・玉野、元職員無断で企業に貸し付け 未返済分を積立金で穴埋めか
- 不祥事
- 2020年5月30日
玉野商工会議所(岡山県玉野市築港)の積立金約4千万円が不正流用されていたことが29日、分かった。同会議所が事務を受託している団体の資金を、会議所の職員(すでに退職)が無断で市内の企業に貸し付けたが返済されず、積立金で穴埋めしていたとみられる。 会議所の調査では、理事会の承認を得ないままの貸し付けは1998~2005年の間に約50回に上り、元職員はその欠損を補うために会議所の積立金を繰り返し流用していたという。 積立金は会議所施設の建て替えに充てる目的で、原資は会員事業所の会費など。昨年11月の役員改選に伴い帳簿を確認したところ、4千万円余りの不足が発覚した。会議所は、元職員が経理上の不正処理を繰り返し、発覚を免れていたとみている。 今後は法的措置を取り、まずは貸し付けを受けた企業に返済を求めていく方針。同会議所の山根一人会頭は「団体、会員の皆さまに多大な迷惑を掛け、大変申し訳ない。全力で積立金の回収に努める」とコメントした。
一言コメント
他でもありそうな話だ…