サン・シーロ解体へ近づく 「文化的価値ない」と判断
- スポーツ
- 2020年5月24日
イタリア・セリエA、ACミランとインテルの本拠地サン・シーロ・スタジアムの外観(2017年2月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】イタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)とインテル(Inter Milan)が本拠地として共用しているサン・シーロ・スタジアム(San Siro stadium)が、同国の文化財・文化活動省から保護対象となる文化および歴史的理由はないと判断され、解体に近づいている。イタリアのAGI通信は、ミラノ(Milan)が位置するロンバルディア(Lombardy)州の文化財・文化活動省の報告書に、「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ(Stadio Giuseppe Meazza、サン・シーロ・スタジアムの別名)という名称の建物には文化的な価値は何もなく、結果として保存規定から除外される」と記載されていたと伝えた。 ACミランとインテルは、ミラノ西部のサン・シーロ・スタジアムを解体し、同じ場所に6万席を誇る新スタジアムの建設計画を立てている。この計画に関しては、市当局で意見が分かれており、同省に意見を求めていた。 報道によると、同スタジアムは1926年に建てられて以降改築が繰り返され、当時から残存するものはわずかであるため、保存の対象にはならないとされている。同省の判断は最終決定ではないものの、同地の再開発を目指す両チームにとっては大きな一歩になり得る。 両クラブはサン・シーロ・スタジアムの隣に新本拠地を建設し、旧スタジアムについては「スポーツ、娯楽、ショッピング向け」エリアとして再開発する計画を立てている。このプロジェクトは昨年9月に提案され、12億ユーロ(約1410億円)の投資が必要になると見積もられていた。 ミラノのジュゼッペ・サーラ(Guiseppe Sala)市長は、現在のスタジアムを改築し、2026年に同地で開催される冬季五輪で建設100周年を祝いたいと考えている。【翻訳編集】 AFPBB News
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そんなに昔からあったとは…
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