JRA、来週以降も開催の方向 職員コロナ感染も
- スポーツ
- 2020年4月5日
JRAは4日、20代の男性職員が新型コロナウイルスに感染したことを発表した。男性職員は3月30日に発熱などの症状が出て、以降は自宅待機。2日の17時頃にPCR検査を受け、3日の20時半頃、陽性が判明した。感染経路は不明。
これに伴い、JRAは3日夜、男性職員と接触があった騎手を変更。4、5日の阪神、中山競馬で藤懸貴志、川須栄彦、岩崎翼の3騎手の、予定されていた乗り鞍は全て乗り替わりとなった。男性職員は、3月29日の高松宮記念を、阪神競馬場の調整ルーム内で3騎手と一緒にテレビで観戦したという。福田正二審判担当理事は「職員は調整ルームの執務者です。3人の騎手は、職員と高松宮記念を調整ルームの執務員室で一緒に観戦した。マスクを着用しながら、数分一緒にいたということです。保健所から濃厚接触者と認定されたわけではなく、JRAが安全を守るための措置として、騎手を変更しました」と説明。騎手3人は現在、平熱で健康状態も良好。自宅待機をしている。検査の予定はない。いつまで自宅待機が続くのかは、現段階では決まっていないが、早期に判断する意向。
来週以降の開催については実施する方向で、福田理事は「JRAとしては来週以降も、予定通り競馬を実施したいと考えている。来週の状況を精査して、その都度、適切に対応したい」と話した。
男性職員は現在も発熱の症状が出ており、熱が上がったり下がったりという状態。のどの違和感も訴えている。陽性と判明したのは3日だが、JRAは念のため、2日に阪神の調整ルームを消毒した。福田理事は、JRAから感染者がでたことについて、「ファンの皆様に多大なるご心配をおかけして、お詫び申し上げます。1日も早く、JRA、競馬開催への信頼を取り戻すべく、いっそうの感染防止に務めて参りたい」と話した。
一言コメント
競馬界もここで食い止めてもらいたい。
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