広島県尾道市で新型コロナ感染確認 40代男性、症状は安定
- 政治・経済
- 2020年3月21日
広島県は20日、尾道市に住む40代の男性会社員が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県内の指定医療機関に入院しており、症状は安定している。県内での感染確認は2例目。
県によると、男性は6~15日に出張でフィリピンに滞在。帰国後、家族3人と山口県に旅行中の17日、39度の発熱やせきの症状が出た。解熱剤を服用し、自宅療養した後、19日に尾道市の医療機関を受診。海外への渡航歴を考慮して検査を行った結果、20日に陽性が確認された。
男性は感染が拡大するフィリピンでセブやマニラを訪問。帰国後はマスクを着用していた。県は「フィリピン滞在中に感染した可能性が高い」としている。
発症前後に、尾道市近隣の事業所2カ所を訪れたり、山口旅行の帰途に飲食店で家族と食事をしたりしているが、県は現時点での濃厚接触者は妻と娘2人の計3人としている。
県は20日に3人のPCR検査を行い、全員の陰性を確認した。フィリピン出張の際に男性と同行した4人の仕事関係者についても健康状態を調べている。
この日、県庁で会見した湯崎英彦知事は「関係機関と連携し感染拡大防止に全庁で対応したい」と話し、県民にも感染防止の取り組み徹底を呼び掛けた。
一言コメント
どこで感染したのだろうか?
コメントする