マエケン ツインズに電撃トレード!「先発」求めた前田側と補強急務の球団“思惑一致”
- スポーツ
- 2020年2月6日
ドジャースの前田健太投手(31)が4球団、8選手が絡む大型トレードでツインズに移籍すると4日(日本時間5日)、大リーグ公式サイトが伝えた。前田は3年連続でシーズン中に救援に配置転換され、先発への強いこだわりを示しており、昨季ア・リーグ中地区を制したツインズは先発の補強が急務だった。悲願の世界一へ向け、先発として新天地で輝きを放つ。
今月中旬のキャンプインが目前に迫り、移籍市場がこのオフ一番の動きを見せた。ドジャースが前田をツインズに放出するなど4球団、計8選手が絡む大型トレードを、米メディアが一気に報じた。
年俸総額の削減を目指すレッドソックスは18年首位打者&MVPの外野手ベッツ、通算150勝左腕プライスをドジャースへ放出。ベッツの移籍はさらにドジャースとエンゼルスの野手同士のトレードに波及した。ツインズはドジャースとレッドソックス間で進められていたトレード話に途中参入。プライス獲得で先発陣がさらに厚くなるドジャースに前田獲得を申し入れた。
前田は3年連続でシーズン中に救援に配置転換され、投球回数などで出来高をクリアできない状況が続き、1年前に代理人を通じ契約条項のやり直しを進めたが合意に至らなかった。「100対0で先発の方がやりやすい」とかねて話し、1月中旬の自主トレでも「1年間(先発)ローテーションを守れるよう結果を残したい」と先発への強いこだわりを示していた。
ツインズは昨季、30球団最多の307本塁打を放つなど、9年ぶりにア・リーグ中地区を制した。しかし、地区シリーズでヤンキースに3連敗を喫し、先発の補強が急務だった。最終的にはレンジャーズのGM補佐時代から前田を高く評価していたサド・レバインGMが、100マイル(約161キロ)を超える剛球が武器で球団No・1の若手有望株の右腕グラテオルを放出してでも、即戦力の前田に白羽の矢を立てた。
ツ軍では昨季14勝ベリオス、同15勝オドリッジに次ぐ3番手として期待される。前田が悲願の世界一へ、新天地のまっさらなマウンドで勝負を懸ける。
≪ドジャース時代の契約引き継ぎ≫前田はツインズに移籍したことで、ドジャースとの契約条項の一つである「トレード移籍時に100万ドル(約1億1000万円)」を手にする。さらにド軍時代の契約は引き継がれ、年俸300万ドル(約3億3000万円)に加え、先発登板数と投球回に応じた出来高も付く。最大では32試合先発で650万ドル(約7億1500万円)、200投球回で350万ドル(約3億8500万円)。背番号18も契約の付帯条項に入っているが、現在はミッチ・ガーバー捕手がつけている。
▽ミネソタ・ツインズ 1901年のア・リーグ創設とともにワシントンに誕生したセネターズが前身。24年にワールドシリーズを初制覇。61年にミネソタ州ミネアポリスに移転し、ツインズと名称を変更した。球団削減の対象となる危機を02~04年の地区3連覇で乗り越えた。ワールドシリーズ制覇3度、リーグ優勝6度。昨年は101勝61敗でア・リーグ中地区優勝も地区シリーズでヤンキースに敗れた。本拠地はターゲット・フィールド。日本選手は西岡剛が在籍した。
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ぜひ、もう一花咲かせてほしい。
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