パナソニックがW杯戦士躍動で快勝発進 福岡堅樹は圧巻2トライ、50mぶち抜きに会場熱狂
- スポーツ
- 2020年1月13日
国内最高峰のラグビーリーグ、ジャパン・ラグビー・トップリーグ(TL)が12日に全国各地で開幕。熊谷ラグビー場では、ワールドカップ(W杯)日本大会で8強入りした日本代表6人を擁するパナソニック(昨季6位)がクボタ(昨季7位)を34-11で下し、白星発進を飾った。
最寄りの熊谷駅からシャトルバス、タクシーに長蛇の列ができ、W杯を思わせる熱狂ぶりとなった熊谷。主役となったのは、W杯日本代表6人を擁するパナソニックだ。うち4人がスタメン。メンバー紹介でPR稲垣啓太、WTB福岡堅樹らの名前がコールされるだけで、満員となった会場から歓声が上がった。
前半立ち上がりは互いにPGで点を取り合う展開。しかし、16分だ。6-3とリードしたパナソニックは敵陣22メートル内でSO山沢拓也のキックパスを左サイドいっぱいでジャンプ一番キャッチしたCTBディラン・ライリーがダイレクトで福岡にパス。一気に左中間に走り込み、初トライを挙げた。
福岡劇場は止まらない。13-3とした20分にはセンターライン手前左サイドでパスを受けると、爆発的なスピードでディフェンスラインを突破。巧みなステップも披露して2人を交わし、50メートルをぶち抜いてトライを決め、度肝を抜いた。31分にも山沢のトライで追加点を挙げ、前半を27-3とリードして折り返した。
後半、試合を動かしたのはW杯日本代表FLピーター・ラブスカフニを擁するクボタ。1分、FBファンデンヒーファーのPGで6-27とし、追い上げ態勢い入った。一方、パナソニックは9分に坂手淳史に代えて堀江翔太を投入。W杯戦士の登場に会場も盛り上がった。クボタは相手にシンビン(一時退場者)が出て、さらに攻勢。24分にファンデンヒーファーのトライで11-27と迫った。
パナソニックは29分に松田力也を投入。W杯日本代表6人はすべてピッチに立った。試合は終了間際に途中出場のフィリモニ ワンカイナベテがダメ押しトライを挙げて逃げ切り、開幕戦を白星発進。詰めかけたファンから大きな声援が送られた。
一言コメント
ラグビー人気も止まらなさそうだ。
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